SiLENSeは,発光ダイオードの各種特性をモデル化したソフトウェアーです。 バンドダイアグラム,構造内の電子やホールの輸送,発光スペクトルなどの計算ができます。 今バージョンでは,物性データや例題をさらに充実し,また,逆バイアスでの各種計算機能などを追加しました。
変更点と新機能
- InAlGaAs 混晶の物性データベースと,AlGaAs レーザーダイオードの計算例を追加しました。[fig.1]
- CdMgZnO混晶の物性データベースと,ハイブリッドII-O/III-Nヘテロ構造の計算例が追加されました。[fig.2]
- 逆バイアスにおける,バンドダイアグラム,キャリアのエネルギー準位と波動関数の計算が可能になりました。 (逆電流の計算はできません。)[fig.3]
- 活性層として指定した層での発光のみを考慮した,内部量子効率を計算することができます。 同じく活性層への,電流注入効率を計算することができます。[fig.4 ,fig.5]
逆バイアスでの計算について
逆バイアスでは,電子とホールの擬フェルミ準位を均一と仮定して,バンドダイアグラムを計算します。 次に量子井戸内での電子とホールの波動関数とエネルギー準位を計算します。 電子とホールのエネルギー差から,PLスペクトルのピーク位置を推測することができます。

