SpeCLED+RATRO は、SpeCLED モジュール、及び RATRO モジュールから成ります。
SpeCLED は、基板や電極を含むLEDダイ中の電流拡散と熱伝達を計算するソフトウェアです。
また、RATRO は、レイトレーシングによりLEDダイ内の光伝播をシミュレートするソフトウェアです。
この両者は統合したGUI上で動作します。
新バージョンでは、SpeCLED 及び RATRO 両方のモジュールについて重要な機能が改善されました。
主な変更点は以下の通りです。
SpeCLED 変更点
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p側の電流拡散層(p-spreading layer) と電流遮断層(p-blocking layer) の同時指定が可能となりました。また、p-spreading layer の垂直方向のメッシュ分割数が指定可能となりました。

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ITO のモデルが新しくなりました。また、ITO に入射する光の複素屈折率 (n, k) を即座に計算できるようになりました。
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物質(Materials) の種類分けが見直され、層(Layers) への割り当てが柔軟になりました。半導体材料の電気伝導度が直接入力可能となり、半導体基板の取り扱いも可能となりました。
新バージョン (Ver. 4.10) における Material と Layer への割り当て
\ Layers Materiauls \p(n)-
semiconductorp(n)-electrode
p(n)-padsubstrate p-spreading
layerSemiconductor ○ ○ Conductor ○ ○ ○ Insulator ○ Transparent
conductive oxide○
旧バージョン (Ver. 4.09) における Material と Layer への割り当て
\ Layers Materiauls \p(n)-contact p(n)-electrode
p(n)-padsubstrate p-spreading
layerContact Layer ○ Metal ○ Substrate ○ p-Spreading
Layer○ -
ソルバーパラメータについて、より柔軟な指定ができるようになりました。また、SimuLAMP で読み込むためのファイルも出力可能になりました。
RATRO 変更点
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ヘテロ構造から放射される光の角度分布を、ユーザーが直接指定できるようになりました。(等方性の放射分布とLambert余弦則に従う分布も、旧バージョンに引き続いて使用可能です)
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基板側面についても、積層金属構造(multiple layers) と表面周期構造(facets) が指定可能となりました。